この記事では、私が『自分の中に毒を持て』という本を読んだ感想をお伝えしていきます。
『自分の中に毒を持て』というのは、芸術家である「岡本太郎」さんが執筆した本で、人生を生きていく上での必須となる考え方というのが学べます。
この本がおすすめな方
- 自分らしくいきたいと漠然と感じている方。
- 自分の現状を変えたいと思っている方。
- 自分がどういう生き方をするのが良いのか悩んでいる方。
目次
『自分の中に毒を持て』はどんな本?
基本情報一覧
出版年:2018年2月15日
初版発行:1988年1月
総ページ数:256ページ
読了までの時間:3時間程度
著者は「岡本太郎」さん
著者は、芸術家として有名な「岡本太郎」さんです。この本は、本人がなくなる3年前に書き残した本になります。
これまでの芸術作品に込められてきた感情や想い、込められているメッセージが強烈に伝わってくる本となっています。
自分という存在を考えさせられる一冊
著者の「岡本太郎」さんは、自分を全力で、真剣に追い込み人生を生きてきました。
それ自体が「岡本太郎」さんの生き様だったように感じます。
その生き様を貫こうという信念や熱量が、読者にも伝わってくる、魂の一冊です。
『自分の中に毒を持て』の目次はこちら
第一章 意外な発想を持たないとあなたの価値は出ない
ーー迷ったら、危険な道に賭けるんだ
自分の大間違い
“モノマネ”人間には何も見えない
一度死んだ人間になれ
直線と曲線の違い
“捨てる主義”のすすめ
らくに生きる人間は何を考えているか
エゴ人間のしあわせ感覚
好かれるヤツほどダメになる
第二章 個性は出し方 薬になるか毒になるか
――他人と同じに生きてると自己嫌悪に陥るだけ
“爆発”発想法
道は一本か、十本か
正義の裏・悪の表
成功は失敗のもと
第三章 相手の中から引きだす自分 それが愛
――本当の相手をつかむ愛しかた愛されかた
愛の伝え方を間違えると
“その一瞬”を止める方法
男と女に知的関係はあるか
自分の愛とその人の愛の違い
失ったときから始まる愛
第四章 あなたは常識人間を捨てられるか
――いつも興奮と喜びに満ちた自分になる
きれいになんて生きてはいけない
頭を遊ばせて世の中をみてみよう
“爆発”の秘密
自分を笑ってごらん
むなしさの生みの親
あなたは何に燃えたいか
印象に残った部分や感想は?
自分が本当にやりたいことをやるべきだと感じた
自分が本当にやりたいことをやるべきだと強く感じました。
その理由として、普段何気ない決断からも、自分のやりたいことではなく、周りの様子を気にしたり、安全な方を選んだりしていることが多くあるなと実感させられたからです。
もっと、自分を軸に人生の選択をしなければ、死ぬ間際に後悔しそうだなと感じさせれる内容でした。
本当に後悔しない人生を歩む具体例を示している
本当に後悔しない人生を歩む具体例を示しています。ずばり、その具体例というのは、著者である「岡本太郎」さん本人のことです。
本人の生き様というのは、最終的に後悔せずに人生を終えることができるんだろうなと感じさせる、情熱溢れたものだからです。実際にどういう生き様なのかは読むと分かります。
自分の人生を後悔しないものにするためにも、著者の「岡本太郎」さんの生き様を参考にすることは、大いにメリットがあることだと感じました。
自分の中の常識人間を打ち破る力とは?
自分の中の常識人間を打ち破る力を解説してくださっています。その答えとして、著者は、芸術を挙げています。
芸術というのは、自分を表現することであり、それをするためには、結局自分に素直になることが重要なのです。
このことからも、本書を通じて、自分の感じたことや情熱を大事にする姿勢というのが、いかに重要かを感じさせられるでしょう。
『自分の中に毒を持て』【まとめ】
感想
『自分の中に毒を持て』を読んでみた感想としては、何かすごく思い、辛い感情が残ったのが正直なところです。
その感情は何かというのを自分なりに分析してみたところ、自分が一体何をしたくて、どうありたいかという本質的な問いに対して答えを見出せなかったことからだと思いました。
逆に言えば、普段の生活において、自分のあるべき本当の姿を考えず、ただ周りに流されているだけだと考えると、この本に救われたのかなと強く感じました。
自分をどうにか変えたい、楽しい人生を歩みたいと心の奥底で少しでも感じている方は、この本を読む価値があるでしょう。
『自分の中に毒を持て』の内容(ポイント)
自分を偽らない人生の生き方を知れる
周りに流されない生き方を知れる
常識人間を捨てる勇気を持つ方法